2019年Law未来の会シンポジウム第1弾 当会では、「国際法務戦略から見た法曹養成ー中国・韓国に後れる日本ー」と題して、2019年のシンポジウム第1弾を開催いたします。 21世紀に入ってからの日本の司法政策は混乱を続けてきました。「法曹人口の大幅増」を謳い、 法科大学院制度を導入したにもかかわらず、「弁護士の就職先がない」などという根拠のない話をもとに、司法政策は、 司法試験合格者を減らす方向に大きく転換しました。一時2500人に近づいていた合格者数が1500人にまで減らされ、 多くの中小の法律事務所や企業、各種団体は、弁護士を採用できなくなっています。 「弁護士の就職難」などという極めて国内的な事情(しかも確たる根拠もない)で司法政策を転換した日本に対し、 お隣の中国・韓国は、まったく異なる政策をとっています。 今回のシンポジウムでは、韓大元先生(中国人民大学法学院教授、中国憲法研究会会長、
中国法学教育研究会常務副会長。)、金昌禄先生(慶北大学法学専門大学院教授、韓国法史学会会長、
法学専門大学院教授協議会共同代表。)をお招きして、それぞれの国の法曹養成を中心とする司法政策のあり方を解説いただき、
当会理事も交えたトークセッション等で今後、日本がどのような司法政策をとるべきかを考えます。
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